posted by jaguar @ 24.12.05
え〜と、関東地方での降雪の仕組みについて説明致します(論文のネタだしね)。関東地方での降雪は、日本海側でのそれとはまるで違います。日本海側での降雪は、いわゆる「西高東低」の気圧配置で起こります。つまり寒い冬によく降るわけです。ついでに衛星画で日本海上にすじ雲が出ている時は雪と思ってください。逆に関東地方では暖冬の時によく雪が降ります。さらに具体的に言うと八丈島と小笠原の間を低気圧が通過する時は雪と思ってください。または上空1500mの気温が-6℃の時も雪の可能性ありです。もし首都圏近郊にお住まいでチェーンを買われる方は、暖冬の年に買いましょう。ついでに私は世間の事情と関係なく雪支度。それはただ単にスキー(スノボじゃないよ)をするためです(笑)。
関東の雪は暖冬に多いのねぇ…、へぇ…。 日本海側は山沿いで雪を降らせて、 関東には空っ風のみ…ってのはどうなんでしょう?> それはただ単にスキー> (スノボじゃないよ)をするためです> (笑)。向こうでスキー?
なぜ日本海側で雪が降り、関東では乾燥するのか・・・。まず大陸から冷たく乾いた風が吹いてきます。それが日本海を通過する時に大量の水蒸気を吸い取ります。その理由は、水温の方がはるかに高い(凍っていないのでもちろん0℃以上、実際には暖流が入っているので気温と水温の差はかなりあるはず)からです。衛星画像に写るすじ雲とは、海水が蒸発する様そのものなのです。この湿った空気が山脈に当たります。山に当たると当然空気は上昇します。上昇すると気圧と温度の影響で水蒸気が凝結する、つまり雲になります。そして凝結した水蒸気は重くなり地上に降下する、この現象が大雪となるのです。逆に関東地方にやって来る風は、山脈で水蒸気が奪われた状態で山を越えて平野へと来るのです。以上、日本海側で雪が降る仕組みでした。
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3 Comments:
え〜と、関東地方での降雪の仕組みについて説明致します(論文のネタだしね)。
関東地方での降雪は、日本海側でのそれとはまるで違います。
日本海側での降雪は、いわゆる「西高東低」の気圧配置で起こります。つまり寒い冬によく降るわけです。
ついでに衛星画で日本海上にすじ雲が出ている時は雪と思ってください。
逆に関東地方では暖冬の時によく雪が降ります。
さらに具体的に言うと八丈島と小笠原の間を低気圧が通過する時は雪と思ってください。
または上空1500mの気温が-6℃の時も雪の可能性ありです。
もし首都圏近郊にお住まいでチェーンを買われる方は、暖冬の年に買いましょう。
ついでに私は世間の事情と関係なく雪支度。それはただ単にスキー(スノボじゃないよ)をするためです(笑)。
関東の雪は暖冬に多いのねぇ…、へぇ…。
日本海側は山沿いで雪を降らせて、
関東には空っ風のみ…
ってのはどうなんでしょう?
> それはただ単にスキー
> (スノボじゃないよ)をするためです
> (笑)。
向こうでスキー?
なぜ日本海側で雪が降り、関東では乾燥するのか・・・。
まず大陸から冷たく乾いた風が吹いてきます。
それが日本海を通過する時に大量の水蒸気を吸い取ります。
その理由は、水温の方がはるかに高い(凍っていないのでもちろん0℃以上、実際には暖流が入っているので気温と水温の差はかなりあるはず)からです。
衛星画像に写るすじ雲とは、海水が蒸発する様そのものなのです。
この湿った空気が山脈に当たります。山に当たると当然空気は上昇します。上昇すると気圧と温度の影響で水蒸気が凝結する、つまり雲になります。
そして凝結した水蒸気は重くなり地上に降下する、この現象が大雪となるのです。
逆に関東地方にやって来る風は、山脈で水蒸気が奪われた状態で山を越えて平野へと来るのです。
以上、日本海側で雪が降る仕組みでした。
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